技術・工法

現場力で施工する。

安全確保と工期厳守を掲げ、景観と環境に配慮しながら、いい橋をつくります。

矢田工業は、橋・m()の橋を架けてきましたが、当然のことながら、ひとつとして同じ橋はありません。その橋に求められる条件を見極め、さらには工期や予算に最適な工法を計画し、施工することは、つねに新しい挑戦です。
仮組までは最良・最善の橋も、それを現実のものにするには、柔軟で、したたかな“現場力”が必要です。形式では、鈑桁橋、箱桁橋、トラス橋、ラーメン橋、アーチ橋、斜張橋、吊橋、歩道橋…。工法では、ベント工法、ケーブルエレクション工法、架設桁工法、送出し工法、片持ち式工法、一括架設工法…。景観と、環境への負荷に対する配慮も必要です。
矢田工業は、自社所有の資材と機材、現場経験の豊富な技術者と作業員で、そのすべてに対応し、それぞれの“いい橋”をつくります。

技術・工法紹介動画

架設工法

橋梁を建設するためには様々な架設工法が採用されます。
架設工法を選定するにあたっては、安全かつ経済的そして環境への負荷が少ないことが求められます。
ここでは鋼橋の代表的な架設工法について紹介します。

ベント工法

橋体を仮に支えるベントと呼ばれる支柱を橋台又は橋脚間に設置し、このベントにより橋桁を支持して橋桁を架設する工法であり、最も一般的な架設工法です。使用するクレーンによって、トラッククレーンによるベント工法、ケーブルクレーンによるベント工法、トラベラークレーンによるベント工法等があります。

一括架設工法

橋桁の全体、または数ブロックに分割した橋桁を地上にて組立て大ブロックとし一気に架設する工法で、大ブロック工法とも言われます。
大型自走クレーン、台船、フローティングクレーン、多軸台車等が架設用機材として用いられます。

送出し工法

架設位置に隣接する場所においてあらかじめ橋体を組立て、手延機や架設桁、移動ベント等の機材設備を使用し橋体を架設する工法です。
使用する機材設備により手延式、架設桁式、移動ベント式等の種類があります。

ケーブル工法

橋桁下にベント等の仮設備を設けることが出来ない深い峡谷等に用いられる架設工法です。
架設中の橋体をケーブルにより支持する工法で、受梁を吊下げて架設する直吊り工法と、鉄塔から斜めに張ったワイヤにより吊る斜吊り工法があります。

台船架設工法

橋桁を製作工場または架設現場付近にて地組した大ブロックを台船に搭載、架設位置へ曳航運搬する。

フローティングクレーン工法

現地まで運搬されたけたをフローティングクレーンで吊込み架設する方法

資機材一覧

橋梁架設に使用する資材及び機材を自社保有しております。
災害時等の緊急対応用資材としてもご活用いただけますので、有事の際にはご一報下さい。

  • ベント材
  • H形鋼
  • 手延べ機
  • トラベラークレーン
  • 鉄塔設備
  • 仮橋
  • 自走台車

メンテナンス

メンテナンス力で保全する。

全国的に、多くの橋梁の老朽化が進み、腐食、劣化などが生じています。
橋梁をはじめとするインフラストラクチャーは、何よりも安全・安心でなければなりません。
矢田工業は、培ってきた技術を生かし、橋梁、水門などの現地調査、補修・補強工事、耐震補強工事、解体工事などに取り組んでいます。