本社工場紹介
Factory guidance
橋桁ができるまで
設計
提供された設計図書について、設計条件、現場状況、工場での製作条件、架設方法等、様々な要素を考慮した上で、線形計算、応力計算、数量計算、設計図面との整合性等について照査を行い、製作承認願図を作成します。
材料手配
設計図面に基づき、橋桁の製作に必要な大きさの鋼板を高炉メーカに注文します。
鋼板は長さ、厚さ、材質等により1枚、1枚種類が異なります。
鋼板は種類により納期が異なりますが通常は注文後2~3ヶ月程度で出来上がります。
材料入荷
高炉メーカでの立会い検査後、工場へ出荷されます。
工場では受け入れ検査を実施し、使用する順番ごとに振り分けられます。
切断
当社では、ガス切断、レーザー切断、プラズマ切断により鋼板の切断を行っています。
NC制御の機器であり高品質の切断が確保できます。
孔明け
ボルト接合用の孔明けを行います。
当社では、超硬1軸ガントリー孔明け機により加工を行っております。
NC制御の機器であり高品質の孔明けが確保できます。
組立・溶接
鈑桁橋と箱桁橋に分けて組立状況を説明をします。
鈑桁橋
切断、孔明けが完了した上フランジ、ウェブ、下フランジの部材を使用しI形の組立ます。
組立には、I形組立機を使用し部材同士に隙間が生じないよう確実に組立てを行います。
組立完了後、サブマージアーク溶接によりI桁の首溶接を行います。
溶接完了後、歪矯正を行い補剛材を組立ます。
補剛材の溶接は、ツイントーチ多関節溶接ロボットおよび、溶接技能者による溶接により行われます。
箱桁橋
切断、孔明けが完了した部材を使用し、パネル組立を行います。
当社では6電極パネル組立ラインを使用し、縦リブの組立から溶接、歪矯正まで行います。
歪矯正が完了したパネルを使用し、箱の組立を行います。
組上がったパネルをmmの精度で組立てます。
組上がった箱桁は、溶接技能者により溶接が行われます。
仮組立
完成した部材を仮組立ヤードへ搬出し、仮組立を行います。
現場での架設作業に先立ち、あらかじめ工場において部材を現場と同様に仮に組立てる作業を仮組立といいます。
仮組立は現場へ安定した品質の製品を供給するために寸法などの精度確認を主な目的とし行われます。
仮組立完了後、社内検査を行い、発注者による立会検査を受検します。
塗装
仮組立検査が終了した後、部材を解体して塗装工場へ搬入します。
塗装を行う部材は、塗装前に表面に付着しいる汚れ、さび等を落とし、塗料の付着力を向上させるためブラスト処理を行います。
ブラスト処理が完了した部材は、エアレス塗装により塗装を行います。
部材の隅など狭隘な部分は、所定の塗膜が確保しずらいためあらかじめ刷毛により先行塗装を実施します。
輸送
大型トラック、トレーラーに積込み、全国各地の現場へ輸送します。